松島塾
松島を愛する人のための教科書
ベトナム見聞録

6日目 フエ・ホーチミン市内自由散策
6日目…2002年12月29日〜30日日程
   市内自由散策      VN251         .
フエ ………… フエ空港 ―――――― ホーチミン
          13:00           14:20
夕食20:00(すみ次第空港へ)

ホーチミン空港 ――― (深夜便・飛行機泊)
12/30 01:00

(1) フエ市内自由散策
1. ドン・バン市場
・・・旧市街のにぎやかな市場(フエ市最大)
  リバーサイドホテルは名前のとおり川のすぐそばにある。対岸は旧市街になる。長い橋を渡って市場に行く。端の上はバイクと自転車の波でいっぱいである。どこからこんなに人間が湧き出してくるのだろうと思うくらいに人間が多い。次から次へと二人乗り3人乗りのバイクが通り過ぎる。重い荷物を積んだバイク。自転車、シクロもある。シクロいっぱいの野菜や果物を積みその中から老婆が首を出している。天秤棒で野菜や果物をぶら下げて早足に歩道を走っていくのはほとんど女性である。市場には野菜果物なら何でもある。
(昼)飲茶(ヤムチャ)料理
(飛行機でホーチミン市  到着:14:20   13:00-14:20 )

(2) ホーチミン市内見学
1. *統一会堂
・・・旧大統領府、中1階で「記録映画(40分くらい)」が上映されている。ベトナム人民がフランス並びにアメリカとの戦いの記録である。見逃しやすい。今回の見学では時間がないため映画は見ることができなかった。たくさんの立派な部屋がありじゅうたんや絵の豪華さに目を奪われる。

2. 旧大統領官邸
(南ベトナム政権時代の独立宮殿)で屋上にヘリポートがある。大小百以上の部屋がある。上階は、大統領家族の居住スペース。地下は秘密の軍事施設だった。大統領執務室からは秘密の通路がありいざというときにそこから逃げ出せるようになっていた。
7:30-11:00  13:00-16:00  無休

3. *聖母マリア教会
・・・市民劇場から徒歩五分。街並みをパリに変えるゴシック建築の代表。カトリック教会。赤煉瓦の建築物。

4. 戦争記念博物館
・・・ホーチミン市中央部近くにある統一会堂(旧大統領官邸)から五分の所にある。戦争中の残虐行為を展示している。1960年代末〜1970年代初めのアメリカ軍の残虐行為、一九七九年の中国との戦争での行為が展示されている。戦跡記念館。ナパーム弾、燐光弾、燐弾、戦車、ヘリコプター、ソンミ大虐殺の写真、イラストなどが展示されている。アメリカ軍が放棄していった武器も展示されている。戦争中に、ベトナムを取材したジャーナリストや写真家の写真が ある。抵抗時代の新聞や「物資を運んだ自転車」などはまだ展示されていない。すなわち自前の資料がまだ集められていない。中国は、歴史資料館や博物館を「教育基地」と位置づけ、充分なお金をかけて立派な施設をつくっている。愛国教育・歴史教育・社会主義建設に意味づけ、独立国家であることの大切さ、国家の指導と共産党の指導の正しさ、そのために戦ってきた。国民の偉大さ、その指導者の偉大さ、人民英雄のすばらしさを感動的に演出する。日本軍の残虐さ、軍国主義・帝国主義の過ちを教え、日本軍国主義派的だが日本人民は味方であると中国は教えている。同じように立派な歴史資料館を立てている韓国では、日本軍国主義の侵略の実態を伝え、日本人の残虐性、罪悪をあばく、日本への「恨」がはっきりと表現されている。中国のような歴史哲学はない。韓国の青少年ははっきりと日本軍国主義が何をしたかを学んでいる。ところが日本の青少年は韓国・朝鮮のことをほとんど学んでいない。かつて日本が朝鮮に対しどのようなことをしたかを知らない。韓国・朝鮮に対しほとんど関心を示さない。2002年にサッカーのワールドカップを共催したことから両国の協力と友好は深まったという。しかし、日本国政府は過去に日本が行ったことに関し「侵略の事実を明確に謝罪してはいない」ベトナムに対しても侵略のことについては触れない。今回の旅行団の中森団長が「日本が過去に行ったベトナムに対する軍事支配によって食料を取り上げられたベトナムの人々が、1年間に200万人の餓死者を出したということについてはっきりと日本国民としてお詫びをし、その反省の上でベトナムと日本の友好関係を確立し発展させていきたい。」と語るとベトナムの人々は素直に感動し日本人がそこまでベトナムのことを考えて交流を申し入れてきたことに驚きと感動を隠さなかった。この様子を見てこれこそが真の民間外交なのだと思った。

5. ベン・タイン市場
・・・市民劇場から徒歩十分。1914年にフランス人によって つくられた。市内でも最大規模の市場。ロータリーにある大きな時計台が目印。スリ・強盗が多いので持ち物には注意。小さなテントが並びそろわないものはないと までいわれている。
6:00-19:00(17:00に閉める店もある。)

6. *ドン・コイ通り
・・・レンガ造りの聖母マリア教会から並木道を下って市民劇場の広場を通り抜ける。ホテルやブティック・ホテルの向こうにサイゴン川がみえてくる。基点は、市民劇場。ホー・チミン市の通りは一方通行が多い。ドン・コイ通りも一方通行。車両は北から南へつまり、聖母マリア教会からサイゴン川方面にしか走れない。シクロ乗り入れ禁止区域である。

7. ***「スラム」
・・・川岸に広がるスラムはすさまじい。異臭を放ち、生ゴミの山 の周りに、寄せ集めの板きれやビニールでつくられた掘っ建て小屋に、汚れきった 人々がたむろしている。これをどう解決していくかがベトナムの当面の課題の一つ でもある。日本の戦後も一時期は大変な時期があった。経済成長を成し遂げた現在でもたくさんのホームレスが現れ増加している。貧困の問題は、現代の大きな問題であり課題である。


(夕食)古典舞踊を鑑賞しながらベトナム料理(20:00より食事。済み次第空港へ)



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