松島塾
松島を愛する人のための教科書
ベトナム見聞録

4日目 ダナン・フエ
(4) ダナンの市内研修
1.チャンパ彫刻美術館
チャンパ勢力は隣国にも及んだ。その神の名はシバ神。ヒンズー教の守護神でもあるシバ神は踊りと破壊の神である。戦争に継ぐ戦争、神の加護を信じて戦い続けた。シバ神と一緒に王の権威として大事にされたものが美術館に飾られていた。「立派な男根」と「女性の性器」である。男性の立派なシンボルと女性の乳房をかたどった大きな彫刻が台座の上に鎮座している。
 ホイアンという地名が生まれたのは16世紀末と考えられる。ホイアンの歴史は古い。紀元前の頃の文化は、サーフィン文化という。2世紀から15世紀までの中部ベトナム一帯を支配したチャンパ王国による文化はチャンパ文化と呼んでいる。サーフィン文化は紀元前数世紀から紀元後2世紀の間に中部ベトナムで栄えた稲作を伴う初期金属文化である。サーフィン博物館に豊富な副葬品を持つ甕棺墓が多数堀だされ展示されている。ダナンにはチャムの彫刻が展示されたチャム博物館がある。チャム島はホイアンの東海上にあり9世紀前後のイスラム陶器やイスラムガラス、中国の越州窯青磁、長沙窯陶器などが出土した。チャンパ王国時代の東西貿易の中継地がホイアンであったことを証明するものでもある。

2.ファップラム寺院
一九三六年に建てられた仏教寺院。ダナンの仏教寺の本山でもある。入り口付近に置かれている像は、地獄の主ダッター。現在、六人の  僧侶が、この寺で暮らしている。場所は、オン・イック・キェム通り五〇〇番地(ベトナムらしい派手な内装の寺である。)

3.ホーチミン博物館
ベトナム戦争時の武器(アメリカ製・ソ連製・中国製)とベトナム戦争の歴史を紹介している。
ホーチミンが住んでいたハノイの自宅を模型で再現している。
ホーチミンに関する資料を展示。入場料 2万VND(撮影可)
時間7:00-11:00  13:00-16:30

4. 「海雲関」
中部の海雲関は、昼なお雲につつまれ、海抜1000メートルほどの山岳である。いつでも小雨の降っているような状況で、この天然の要塞のような関門のおかげで、中国の侵略もここまでになっている。晴れた日には、眺望随一でヴェトナムで最も美しい景色のひとつになっている。海抜1000メートルの山に急激に登りつめ、今度はいきなり下る。山を降りるとそこには東シナ海が荒波を立てて横たわっていた。

>>> 午後 古都「フエ」へ
(5) 「古都フエ」 海雲峠
 「フエ」…ベトナム最後の王朝のあった古都フエ。ダナンとフエの間にあるのがハイヴァン(海雲)峠である。名前のとおり峠は1000メートルを越える高地で雲に覆われている。眼下には東シナ海が横たわっている。この峠は、南北ベトナムを分かつ峠として知られてきた。漢の時代にも中国の支配はここまででとまっている。ハノイとホーチミンをつなぐ統一鉄道の中で最も風光明媚なところとして知られているという。
 私たちの乗ったバスは峠を回りくねりながら、あえぎあえぎのぼり、目を洗うような緑の中を潜り抜ける。峠から下を見下ろすと真っ青な海がそこにある。ベトナムは美しい国だと思う。

(6) 「ベトナムの宮廷料理」(フエの料理)
 美しい孔雀をかたどった色彩豊かなかまぼこのような味のする料理が大皿いっぱいに飾られて出てきた。薄い卵焼きとトマトを薄切りにして花びらのように飾った見た目には実に美しい料理である。しかし食べてみるとどうも味がわからない。おいしいのかおいしくないのか。いわゆる口に合わないのである。香りが強くて味がわからない。宮廷料理というからにはベトナムでは最高の料理なのだろうが、なかなかなじめない。しかし、ベトナム料理のよいところは自分で味付けができることだ。たとえ香りが強くて食べられないものがあっても、それ以外にたくさんのものが出てくる。続いて肉料理が次々に出てくる。

夕食はフエ市内で宮廷料理
 きれいな色取でおいしそうなのだが、いざ食べてみると香りが強くてむっとくる。香りの強い香菜やトロピカルフルーツがいろいろ出てくる。どれもとてもおいしそうなものばかりである。食べてみるとどれも好みの味ではない。失望しかけたころ、パイナップル入りの春巻き、焼き鳥、おいしそうなカニの詰め物、赤飯、やしの葉で巻いた肉など変わったものがいろいろ出てくる。それを自分で適当に選んでライスペーパーに野菜や肉をくるんで食べるとこれがうまい。自分の好みで味をつける。それがベトナム料理のおいしい食べ方である。出されたものをそのまま食べようとすると香りが強すぎたり味があわなかったりする。ベトナム料理は自分の好みに合わせて味付けをすればとてもおいしいということがわかった。
 特にベトナム風焼きそばなどは、バナナの葉、レタス、もやし、その他の香菜をうまく混ぜて風味をつけ具沢山にして好みの味付けをすると実にうまい。やしの葉で六角形の箱を作りその中にゆべしのような甘い餅菓子が入っている。懐かしい味がする。米文化の伝統が日本にも伝わっているのだと思う。

(7) 「ベトナムの食べ物」
   主食は米、麦、カシュー、ドリアン、パンノキ、ライムだという。野菜・果物は豊富で一年中とれる。イチゴ、ぶどう、じゃがいも、とまと、さくらんぼ、リンゴ、たまねぎ、キャベツ、クレソン、トウモロコシ、スノービ、オランダ豆、アスパラガス、ドリアン、バナナ、ほうれん草、もやし、パインナップル、ライチ、竜眼、パパイヤ、ランブータン、ジャックフルーツ、マンゴスチン、スイカ、めろん、なし、タンロン(サボテン)、蓮のみ等等。市場に行くと大きなかごで売っている。
料理でよく出てくるのが、春巻き、ハインコーフィ(カリカリに揚げたたまねぎを料理に振り掛ける)ピーナッツもぽりぽりに煎ったものを柔らかい麺にのせてだす。
 にんにく、魚醤(ヌックマム)、えびのペースト、コリアンダー、バジル、レモングラス、薄荷、唐辛子。など香辛料が実に豊富である。 えび、うなぎ、かき、アヒル、魚、豚、かに、いか、はまぐり、かえるの脚肉、ラム、マトン(羊肉)、蛇、亀、熊、センザンコウ、魚の浮き袋、鶏など実に豊富である。これが手を変え品を変え出てくるが気をつけないと何が出たのかわからないで食べてしまうことがある。

>>> 宿泊地データ(フエ)

CENTURY RIVERSIDE HOTEL HUE
(センチュリー リバーサイド ホテル フエ)
創業1991年 改装1997年

住所・・・49LE LOI STREET,HUE,VIETNAM
電話・・・(54)823390  FAX (54)823394

位置・・・フエ フー バイ空港から15キロメートル タクシーで20分 1200米ドル
部屋数・・・147室(スタンダードクラス)  ディスコあり
チェックイン/13:00  チェックアウト/12:00
クレジットカード・・・MASTER、VISA、JCB、ANEX

***大きな立派なホテルである。外観は実に立派である。バスタブもある。しかし、お湯が少ししかでない。なかなかバスタブにお湯がたまらない。一杯になる前にお湯が冷めてくる。
***プラグタイプ:A,C,SE



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ベトナム見聞録
はじめに
1日目(ホーチミン市)
  ┣ ホーチミン市紹介
  ┗ ホーチミン市の交通事情
2日目
  ┣ クチのトンネル
  ┗ クチのトンネルについて
3日目
  ┗ 午後 ホイアン市内視察
4日目
  ┗ 古都「フエ」へ
5日目
  ┗ フエ郊外地区研修へ
6日目
7日目・資料
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